【お悩み解決】筋肉の左右差について
皆様こんにちは!パーソナルジムGYMRUトレーナーの高橋です。
皆様は筋肉の左右差に悩まれたことはありますでしょうか?
実は私も以前に筋肉の左右差に悩んでおりました。
筋トレ中に「左右で効き方が違う」「左右で片方だけばててしまう」という経験がありました。
筋トレにおける筋肉の左右差はしょうがないものなのでしょうか?
また、左右差は埋めるべきなのでしょうか?
そんなお悩みを解決していきたいと思います。
今回は筋肉の左右差についてご紹介いたします。
皆様是非ご参考にしてみてください!
左右差が起こってしまう原因
1.利き手側が有意に働いてしまう
人間の身体は基本的に利き手や効き足のほうが筋力が強いです。
特にバーベルを使ったトレーニングでは、半分以上の重量を利き手側がカバーしてしまっていることが多いです。
左右の筋肉に掛かっている負荷が均等でなければ、均等に発達することはありません。
動作中にバーが傾いてしまっている場合はこの原因が多いです。
2.負荷を逃がしてしまっている
ほとんどのトレーニング種目は主動筋と補助筋があり、狙っているのは主動筋です。
そのため補助筋を動員しつつも主動筋に重点的に負荷をかける必要があります。
しかし、とにかく挙げることで精一杯になってしまうと、過度に補助筋群に頼ってしまいがちです。
因みにこれは利き手側と逆側のどちらでも発生する可能性がある現象です。
例えばベンチプレスで、右側は胸の力6割と腕の力4割に対して左側は胸の力4割と腕の力6割でトレーニングを行っていると知らぬ間に左右差が生まれてしまいます。
力の弱い逆側がメインだけでは耐えられずに協働筋に負荷を逃がしてしまうパターンが典型的ですが、利き手の器用さが災いするパターンもあります。
負荷を逃がさなかった方だけが発達して、逃がしている方は発達しない結果として生じる左右差です。
3.骨格的な問題
骨格のゆがみがある場合にも、筋肉の左右差が起きやすくなります。
現代のデスクワーク中心の生活は、同じ姿勢でいる時間が非常に長く、足を組んだり頬杖を突いたりと様々な歪みを生じさせる原因です。
トレーニングのフォームに問題が無い場合は、肩の巻き込み具合や左右の傾きなどによる左右の筋肉の見え方の問題が挙げられます。
肉体美を競うプロのフィジーカーなどでも筋肉の形やストリエーションが左右非対称の人はいます。
十分に発達していたとしても、骨格的な問題があると左右の筋肉の大きさに違いがあるように見えてしまうのです。
Q 左右差は完全になくすことはできるのか
A 左右差を縮めることは可能ですが、完全になくすことは難しいです。
筋肉だけでなく、骨や顔など人間の身体は左右非対称にできています。
強い部位が大きくなることも仕方ないですし、筋肉の形の違いによって左右差が生まれてしまうことも仕方ないです。
その為、多少の左右差は仕方ないものとして受け止めることも大切です。
しかし、左右差を無視しすぎるとどんどん広がってしまう為、あからさまな左右差は縮める必要があります。
左右差を縮める方法
1.弱い方に合わせる
バーベルやダンベルでのトレーニングを限界まで行うと、左右差がある場合は弱い方が先に限界を迎えるはずです。
ダンベルでのトレーニングだとわかりやすいですが、バーベルの場合は強い側がカバーしながら挙げれてしまいます。
バーベルが斜めになりながら挙がったり、左右でタイミングがずれて挙がったりしてきたら強い側がカバーしてしまっているサインです。
左右差を縮める為には、弱い側の限界に合わせることが大切です。
バーベルトレーニングの場合は、片方がカバーしそうになった時点で無理に追い込まず、動作をストップします。
ダンベルの場合は、弱い側が挙がらなくなった時点で強い側に余力が残っていたとしても動作をストップします。
2.トレーニングフォームを左右対称にする
トレーニングフォームを左右対称にすることで、負荷の掛かり方も左右均等になりやすいです。
スポーツ歴や普段の姿勢の影響で左右の柔軟性が違うと、可動域などにばらつきが出てしまいます。
たとえ負荷が均等に掛かっていても可動域が左右非対称だと左右差が出る原因になります。
また、最初は左右対称に行えていても辛くなってしまうと左右非対称になってしまう場合もあるので注意が必要です。
3.弱い方の筋肉を意識する
左右対称のフォームで行えていても、狙っている部位に刺激がいかないと意味がありません。
フォームは綺麗に行ているのに左右差が生まれてしまうのは、弱い側が負荷を上手く分散させていることが多いです。
この場合は、弱い側の対象筋をより意識するしかありません。
また、多関節種目よりも単関節種目の方が意識しやすいためおすすめです。
まとめ
筋肉の左右差は放っておくと差は広がってしまいます。
そのため、原因を理解する必要があります。
しかし、完璧な左右対称の身体の人は存在しないため、左右差を縮めることは可能ですが、完全に無くすことはできません。
筋肉が成長するにつれて気にならなくなる左右差もあります。
トレーニングフォームを固め、左右対称に効いている感覚を養うことが大切になります。
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